出るに出られない温泉 IN 中国地方

地中から湧き出す湯に、基本的に手を加えることなく提供されている湯というのは、新鮮な

温泉だと考えることができるように思う。つまり、いわゆる源泉かけ流しという表現になる。

たとえ、湧出する湯の温度が低くてもそのまま、あるいは弱い加熱で提供している

温泉というのは、本物の温泉であると思う。もちろんそれによって、例えば温泉について

それほどこだわりのない方を取り込めなくなる、というケースもあるかもしれないが。

ただ、温泉の質にたいしてこだわりをもっておられる温泉の管理者もおそらくたくさんおられ、

そういった方々は、逆に損益的には苦戦しておられるのかもしれない。

温泉についての医学的利用が進んでいるといったことを聞いたことのあるドイツなどは、

温泉に対する保護というか、そういったものはどういう形になっているのだろうか、と思う。

貴重な温泉については、あるいは、医学的にも卓効のなる温泉についての、保護的な施策

などどうなっているのだろうか、ということに興味がある。

さて、表題の出るに出られない温泉について、ということであるが中国地方は、基本的に

火山関連の恩恵には恵まれていないと思うので、熱い温泉というのは、地域的に

限られてくるように思う。つまり、わりと湯温が低い温泉がおおいように思う。

出るに出られない温泉イコール湯の本質を理解している温泉と、言い換えることも

決して荒っぽい考え方ではないと個人的には思う。

まず、最初に思い浮かぶのは、島根県の名湯千原温泉だ。ここは、出るに出られない温泉

の代名詞だ。気持ちがいい、ということもあるが、特に冬場などはまさしく出るに出られない

湯である。湯温は30度代中盤くらいだろうか。冬などは上がり湯の五右衛門風呂が用意

されるため、そこに入ってでるとそうでもないのかもしれない。ただ、僕などはそれに

入ることなく出る。冬などとても寒く感じるが、服を着てしばらくするとなぜか、ぽかぽか

するように感じる。つづいて、同じく島根県の三瓶温泉だ。ここは、比較的大きな施設の

さんべ荘あたりは加熱した湯もあるため、そんなことはないのだが、共同湯の亀の湯、鶴の

湯あたりは、時間帯にもよるようであるが、基本源泉をそのまま提供しているため、出るに

出られない温泉とも言える。特に亀の湯などは、三瓶の茶色の湯、古い寂れた雰囲気、

湯の投入される感じなど、とても味わい深い温泉だと感じる。

つづいて、同じく島根県の炭酸泉の名湯小屋原温泉だ。ここは、比較的湯温が低い、といった

感じで、絶妙な湯温ということもできると思う。

つづいて、岡山県にうつり、湯原温泉郷にある、野湯的な茅森温泉。ここも出るに出れない

湯である。ただ、冬場などは湯がぬかれていることもある、と聞いたこともあるので要注意

だ。管理していただいている方に感謝して入る湯であるのだが、ぬめりのあるいい湯で

ある。また、湯温が低いというよりも、泉質・雰囲気がすばらしく出たくない温泉の一つが、

真賀温泉幕湯である。

同じく、雰囲気がすばらしく出るに出れない温泉が、島根県の出雲湯村温泉の河原の湯

である。

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