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温泉が好きな方の中で、「一番いい温泉とは?」と問われた場合どうお答えになるだろうか? 季節だとか、その時の気持ちだとか、体調だとかさまざまな要素があり、一概には言えない といった形でお茶をにごす形になるか、あるいは一番といいながら、5つ程度をあげたり、 あるいは泉質別にそれぞれ3つくらいあげる、といった方もいるかもしれない。 また、どれが一番かと聞くことじたいが、ナンセンスだという説を唱えられる方も いるかもしれない。 そうではなく、どうしても一つあげろ、といわれた場合どうだろうか。 僕は温泉を意識的に巡り始めて、まだ2年しかたってないので、偉そうなことは全く 言えないのだが、正直に言えば頭の中では、3つまでは絞っている。 無論僕は広島市在住で、巡った温泉も中国地方のみといった非常に限られた前提条件 の中でのことなので、全国を回っておられる方とは比較するのも、おこがましいのかも しれないが。 その絞った3つの中の一つが、タイトルの「真賀温泉 幕湯」である。 幕湯の由来は、昔殿様が幕をはって入浴した、という逸話による、といった趣旨のことを 聞いたことがある。それほど、歴史のある由緒ある温泉なのだろう。また、これも 聞いた話ではあるが、真賀温泉館には「幕湯」の他に「普通湯」もあるのだが、 地元の方は「幕湯」はお客様(観光客)のもの、との意識から敢えて「幕湯」には入らず 「普通湯」のほうに入る、といった趣旨のことも聞いたことがある。 真賀温泉館は川沿いの山手に這いつくばるように存在する。 「幕湯」「普通湯(男湯・女湯)」「家族湯」がある。幕湯は入湯料250円だ。 岩をくりぬいた形の非常に趣のある湯船で、少し薄暗い。また、とても深い。立って入る 形に近い。また腰かけて入浴することもできるが、湯船はとても狭い。 湯はアルカリ性単純泉で、足元の竹筒より湧出している。非常に新鮮な、やわらかい湯が ゆっくりかけ流されている。泡つきのする、きれいな湯である。 湯温は38度くらいだろうか、少し温くかんじられる方もいるかもしれないが、ゆっくりと 浸かっていると、心からぬくもる感じがする。 非常にいい湯だ。そして、ここは混浴だ。この狭さで、混浴というのは女性には多少 つらいものがあるかもしれない。これが湯原の砂湯のような開放感と広さがあれば、また 多少違うのかもしれないが。 ただ、ここは非常にいい湯であるので、温泉が好きな方には是非お勧めしたい温泉だ。 |
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